歌舞伎から生まれた言葉の一覧

愛想尽かし(あいそづかし)

愛想尽かしとは、相手に対して好意がなくなること。相手を見限ること。

市松模様(いちまつもよう)

市松模様とは、色の違う正方形、あるいは長方形を交互に並べた模様のこと。

一枚看板(いちまいかんばん)

一枚看板とは、集団の中心人物のこと。

板に付く(いたにつく)

板に付くとは、経験を積んで行動が地位や職業などにしっくり合うこと。

裏方(うらかた)

裏方とは、表立って仕事をしないで、陰で仕事をする人のこと。芸能の分野では、脚本家や演出家などが裏方に相当する。

十八番(おはこ)

十八番とは、得意とするもの。

大向こうをうならせる(おおむこうをうならせる)

大向こうをうならせるとは、自身のテクニックで人気を博すること。

お家芸(おいえげい)

お家芸とは、得意とする分野のこと。

大詰め(おおづめ)

大詰めとは、物事の最終局面のこと。

御曹司(おんぞうし)

御曹司とは、地位の高い人の子どものこと。

大立ち回り(おおたちまわり)

大立ち回りとは、激しい勢いで喧嘩をすること。

口説く(くどく)

口説くとは、相手を納得させようとしたり、自分の思い通りにしようとしたりして説得すること。

こけら落とし(こけらおとし)

こけら落としとは、舞台で初めて開催する公演のこと。

楽屋(がくや)

楽屋とは、舞台に出演するために準備をする部屋のこと。

切り口上(きりこうじょう)

切り口上とは、流儀にこだわった、堅苦しい言い方のこと。

ご注進(ごちゅうしん)

ご注進とは、告げ口のこと。

黒幕(くろまく)

黒幕とは、陰で操る人のこと。表に出ないで影響力を行使する人のこと。

修羅場(しゅらば)

修羅場とは、とても激しい争いの場面のこと。

正念場(しょうねんば)

正念場とは、大切な場面、局面のこと。

三枚目(さんまいめ)

三枚目とは、人を笑わせたり滑稽なことをしたりする人のこと。

愁嘆場(しゅうたんば)

愁嘆場とは、とても悲しい場面のこと。

世界(せかい)

世界とは、地球上にあるすべての国家や地域のこと。

差し金(さしがね)

差し金とは、相手をそそのかしたり、操ったりする人のこと。

千両役者(せんりょうやくしゃ)

千両役者とは、力量と体貌を兼ね備えている優れた人のこと。

鞘当て(さやあて)

鞘当てとは、つまらないことでいさかいを起こすこと。また、2人の男が1人の女をめぐって争うこと。

捨てぜりふ(すてぜりふ)

捨てぜりふとは、相手と別れる時に軽蔑する言葉を吐くこと。

芝居(しばい)

芝居とは、演劇のこと。また、役者の演技のこと。

世話女房(せわにょうぼう)

世話女房とは、夫の面倒をよく見る妻のこと。

とちる

とちるとは、失敗すること。間違いをおかすこと。

泥仕合(どろじあい)

泥仕合とは、相手の弱味を暴露するような醜い争いのこと。

だんまり

だんまりとは、黙り込んで何も言わないこと。

どさ回り(どさまわり)

どさ回りとは、地方巡業などで転々とすること。

どんでん返し(どんでんがえし)

どんでん返しとは、状況が一気に覆すこと。

ノリ

ノリとは、リズムやテンポのこと。

二枚目(にまいめ)

二枚目とは、美男子のこと。

のべつ幕無し(のべつまくなし)

のべつ幕無しとは、物事がひっきりなしに続くこと。

なあなあ

なあなあとは、緊張感がなく妥協すること。

花道(はなみち)

花道とは、最後に活躍する舞台や時期のこと。

花形(はながた)

花形とは、名実ともに備わった役者のこと。

半畳を入れる(はんじょうをいれる)

半畳を入れるとは、ヤジを飛ばすこと。

見得を切る(みえをきる)

見得を切るとは、相手に対して誇らしげに何かを見せつけること。

幕を引く(まくをひく)

幕を引くとは、物事の終わりのこと。

幕の内弁当(まくのうちべんとう)

幕の内弁当とは、白飯とおかずで構成される弁当のこと。

見せ場(みせば)

見せ場とは、物事の重要な場面、局面のこと。

メリハリ

メリハリとは、物事の強弱のこと。

 

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